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過ごし方

はじめての八丈島
流されて、満ちる。2泊3日


東京から約300km。飛行機なら、わずか55分。けれど八丈島には、東京とはまったく違う時間が流れています。


黒潮に囲まれ、二つの火山から生まれた島。かつて多くの流人が海を渡ってたどり着き、独自の文化を育んできた場所。

はじめて八丈島を訪れるなら、観光名所を急いで巡る前に、まずこの島のことを少し知ってほしい。

そして島を知ったあとは、予定を詰め込まず、その日の天気や身体の声に任せてみる。

流されるように島を巡り、いらないものを少しずつ流していく。そして帰るころには、来たときよりも少しだけ満ちている。

八丈テラスがおすすめする、はじめての八丈島、2泊3日の過ごし方です。

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DAY 1 島を知る。

オーナーと巡る、3時間の島内ツアー

はじめて八丈島を訪れるゲストには、八丈島コンシェルジュでもある八丈テラスのオーナーが、約3時間の島内ツアーへ無料でご案内します。

目的は、観光名所を効率よく回ることではありません。

この島がどうやって生まれ、どんな人々が暮らし、どんな時代を歩んできたのか。そして、いまの八丈島には何があり、これからどんな課題と可能性があるのか。最初に島全体を俯瞰してみることで、その後に見る海も山も集落も、少し違って見えてきます。


□歴史民俗資料館

まずは、島の時間を遡るところから。火山島としての成り立ち、島の暮らし、文化、そして流人の歴史。

これから訪れる場所の背景を知ってから、実際の島へ出ていきます。
 

□ふれあい牧場

八丈富士の中腹、標高約500m。ここから見下ろすと、海に囲まれた八丈島の姿がよくわかります。

二つの火山から生まれた島の地形を眺めながら、これから過ごす場所を自分の目で確かめてみてください。そして、ここにいる牛たちもまた、八丈島の歴史の一部です。荷物を運ぶための牛から乳牛へ、そして現在の和牛へ。かつて「酪農の島」として栄え、「東洋のハワイ」と呼ばれた八丈島の、もうひとつの物語があります。


□大里の玉石垣

大里地区に残る、丸い石を積み上げた美しい石垣。その石の多くは、海岸から人の手によって運ばれてきたと伝えられています。江戸時代、この島には1,800人を超える人々が流されてきました。おにぎりひとつのために、浜から重い玉石を運んだ流人もいたといいます。波に流され、角をなくした石。島へ流され、新しい人生を生きた人々。「流される」という言葉が、この島では少し違った意味を持ちはじめます。


□南原千畳敷

一日の最後は、海へ。八丈富士の噴火によって流れ出した溶岩の大地。その先には八丈小島と、どこまでも続く海が広がります。天気がよければ、ここで夕日が沈むまで過ごしましょう。

日没にすることは、何もありません。ただ、太陽が海へ沈んでいくのを眺めます。


□夜|島の味を知る。

最初の夕食は、八丈島を代表する郷土料理を。島寿司、島の魚、明日葉をはじめ、この土地で長く食べ継がれてきた料理を味わいます。おすすめは、郷土料理の名店「梁山泊」。ご希望の場合は、オーナーがお席を手配いたします。島の歴史を知ったあとに、その島のものを食べる。料理もまた、八丈島を知るためのひとつの入り口です。

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DAY 2 島に委ねる。

二日目には、細かな予定を決めません。目覚まし時計をかけず、目が覚めた時間から一日を始めてみてください。

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□Morning | 朝はサウナから

ロウリュの蒸気と熱に身体を委ね、テラスに出たら、島を吹き抜ける風に委ねる。そのあとは庭へ。裸足で歩いてみたり、ハーブの葉に触れたり、香りをかいだり。庭を浴びるように過ごし、身体が目覚めてきたら島へ遅めの朝食を食べに出かけましょう。

□Afternoon | 島の声に従う

今日、何をするかは、今日決める。海が呼んでいるようならダイビングへ、山へ行きたければトレッキングへ。けれど雨が降っていたり、どこにも行きたくない朝なら、何もしないという選択もまた八丈島らしい大切な旅の時間です。

□Night | 島を味わい、手放す

二日目の夜は、もう外へ出なくて大丈夫です。「ななかぐら」の八丈島特別料理を八丈テラスで。誰かの家で食卓を囲むように肩の力を抜いて過ごしたあとは、デッキに寝転んで夜空を見上げ、満天の星の下で何かをひとつ手放してみてください。

DAY 3 満ちて、帰る。

最終日の朝。

八丈テラスでは、完成された朝食をお出しするのではなく、**「自分で仕上げる朝ごはん」**をご用意します。

主役は、八丈テラスのオリジナルブレンドでつくる麦と雑穀のごはん。一人一合ずつ、小さな釜で炊き上げます。火を入れ、待つ。やがて湯気が上がり、蓋を開けると、炊きたての麦ごはんの香りが広がります。

合わせるのは、島の魚や、この土地でつくられたもの。

誰かに用意された朝食を食べるだけではなく、最後のひと手間を自分でする。急がず、ゆっくりと。

この島で過ごした時間を思い返しながら、最後の朝ごはんを楽しんでください。

 

流されて、満ちる。

かつて八丈島は、簡単には帰ることのできない「流人の島」でした。

八丈テラスのサウナで汗を流す。忙しさを流す。考えすぎていたことを流す。いつもの時間の流れから、少し離れてみる。空いたところには、島の風や、食や、人との時間が、少しずつ入ってきます。流されて、満ちる。それが、八丈テラスから提案する「はじめての八丈島」です。

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